ジャズブルースをコードアルペジオのコールアンドレスポンスとターゲットノートを使ったアドリブソロを一から作る

ディミニッシュスケールの仕組みと使い方

ディミニッシュスケールの仕組みと使い方

スケール編第8回目のレッスンは

ディミニッシュスケールの仕組みと使い方について解説します。

ディミニッシュスケールとは

基準となるディミニッシュセブンスコードの構成音四つと
その基準の全音上のディミニッシュセブンスコードの構成音四つを
足したスケールがディミニッシュスケールの仕組みになります。

基準となるディミニッシュセブンスコードとは
例えばCdim7コードの上で対応するスケールを弾きたいときに
Cディミニッシュスケールを弾くことができます。
このときのCディミニッシュスケールの基準となる
ディミニッシュセブンスコードはCdim7コードになります。
そして全音上のディミニッシュセブンスコードはDdim7コードになります。
つまり、Cディミニッシュスケールは

Cdim7コードのコードアルペジオとDdim7コードのコードアルペジオを
組み合わせたスケールと解釈することができます。

アドリブフレーズとして弾くときにディミニッシュスケールのアイディアとして
ディミニッシュセブンスコードのコードアルペジオの組み合わせで
展開することもできるということになります。

ディミニッシュスケールの構成音は8音になります。

【R,9,m3,11,♭5,♭13,♭♭7(減7度),M7】
ディミニッシュスケールの覚え方のコツは

ルートから数えて全半全半というように規則的に全音と半音を繰り返す
規則的なスケールと覚えます。

また、全音上のディミニッシュセブンスコードの構成音四つは
テンション音という扱いになります。

CAGEDシステム(ケイジドシステム)によるディミニッシュスケールの5つのポジションについて

■Cフォームのディミニッシュスケール

ディミニッシュスケール_Cフォームダイアグラム

■Aフォームのディミニッシュスケール

ディミニッシュスケール_Aフォームダイアグラム

■Gフォームのディミニッシュスケール

ディミニッシュスケール_Gフォームダイアグラム

■Eフォームのディミニッシュスケール

ディミニッシュスケール_Eフォームダイアグラム

■Dフォームのディミニッシュスケール

ディミニッシュスケール_Dフォームダイアグラム

ディミニッシュスケールの使い方について

ディミニッシュスケールは基本的にディミニッシュセブンスコードの上で使われます。

応用的に使用する場合は
次のレッスンで解説するコンディミを弾く箇所で使用する場合もあります。
詳しくはコンディミのレッスンで解説します。

ジャズ初心者さんは、ディミニッシュスケールを練習する場合は
ディミニッシュセブンスコードの上で練習すると効果的だと思います。
いきなり、コンディミとの関係よりドミナントセブンスコードの上でも
弾けるように練習すると混乱すると思いますので、
まずはディミニッシュスケールはディミニッシュセブンスコードの上で弾くということを
基本にして余裕が出てきたら応用の弾き方を練習することをおすすめします。