3つのマイナースケールのダイアトニックコードを比較
- 2018.04.14
- スケール編
- 3つのマイナースケールのダイアトニックコード
スケール編第5回目のレッスンは
実際の曲でどのような比率で混ぜて使われるか解説します。
3つのマイナースケールの使用される比率について
基本は3つのマイナースケールを均等に使うという方法は使用しないで、
ナチュラルマイナースケールをベースにして、一部に他のマイナースケールを入れて
ちなみにですが、昨今のポップス音楽でも1つのマイナースケールだけで曲を作るというよりは
所々に混ぜて使用することが主流になってきています。
3つのマイナースケールのダイアトニックコードを比較する
ローマ数字の右のコードはAmキーを想定しています。
ナチュラルマイナースケール | Ⅰm7:Am7 | Ⅱm7(♭5):Bm7(♭5) | ♭ⅢM7:CM7 | Ⅳm7:Dm7 | Ⅴm7:Em7 | ♭ⅥM7:FM7 | ♭Ⅶ7:G7 |
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ハーモニックマイナースケール | ⅠmM7:AmM7 | Ⅱm7(♭5):Bm7(♭5) | ♭ⅢM7(♯5):CM7(♯5) | Ⅳm7:Dm7 | Ⅴ7:E7 | ♭ⅥM7:FM7 | Ⅶdim7:G♯dim7 |
メロディックマイナースケール | ⅠmM7:AmM7 | Ⅱm7:Bm7 | ♭ⅢM7(♯5):CM7(♯5) | Ⅳ7:D7 | Ⅴ7:E7 | Ⅵm7(♭5):F♯m7(♭5) | Ⅶm7(♭5)=Ⅶ7(♭5):G♯m7(♭5)=G♯7(♭5) |
上記の3つのマイナースケールのダイアトニックコードを比較してわかると思いますが、
ジャズのスタンダードのコード進行で見たことあるコードとあまり見かけないコードがあると思います。
均等に使用するのではなくナチュラルマイナースケールのダイアトニックコードのコードをベースにして、
一部に他のマイナースケールのダイアトニックコードのコードを使用するという方法が
一般的なマイナー版のダイアトニックコードの使用方法になります。
3つのマイナースケールのダイアトニックコードを混ぜて使用する定番のコード進行は
例えば
ナチュラルマイナースケールのダイアトニックコードでマイナーのツーファイブのコード進行を作ると
「Bm7(♭5)→Em7→Am7」
になります。
そこでハーモニックマイナースケールもしくはメロディックマイナースケールのE7コードを使用します。
「Bm7(♭5)→E7→Am7」
「Bm7→E7→Am7」
というコード進行も作れます。
「Bm7(♭5)→Em7→AmM7」
「Bm7(♭5)→E7→AmM7」
「Bm7→E7→AmM7」
上記のコード進行のように3つのマイナースケールのダイアトニックコードを混ぜて使用する
パターンが王道的な使い方になります。