キー(Key)とは?

キー(Key)とは?

ジャズギター基礎知識編第15回目は
今までさりげなく例を示すときに
楽曲キーCメジャーで解説しますとキー(Key)自体詳しい
解説をしませんでした。
たぶん何回も出てきたのでなんとなく賢明な方は意味は通じていると思いますが
改めてこのレッスンで基礎からキー(Key)の仕組みを確認したいと思います。

まず、日本語でいう「調」というのが英語表記されたのが「キー(Key)」となります。
音楽では音名とか度数でも出てきましたが日本語表記だったり、英語表記で
紛らわしくなってしまう音楽用語がたくさんあります。
一つずつ整理して覚えてくしか方法がないのが現状ですので地道ではありますが
その都度解説しますので覚えていってください。

キー(Key)とは?

一番安定する音または中心となる音(主音)から構成される
スケールの構成音の集合体で作られた楽曲のことをいいます。
例えば「ドレミファソラシド」だけで作られた楽曲を
ドを主音としたCメジャーキーとして捉えられます。

またキーには大きく
メジャーキーという明るい調マイナーキーという暗い調があります。
明るいか暗いかを決定する音は「M3度」と「m3度」のどちらかが
スケールの構成音に含まれているかで判断します。

全部で
メジャーキー12種類とマイナーキー12種類がありますが
平行調の関係から調号は同じ調号で表します。

平行調(パラレルキー)とは
同じ調号で表される長調と短調のことでスケールの構成音は同じだけど
中心の音(主音)が違う関係のことをいいます。
例えば、
Cメジャースケールの構成音は「ドレミファソラシド」とドの音が主音になります。
一方
Aナチュラルマイナースケールの構成音は「ラシドレミファソラ」と構成音は同じでも
この場合主音がラの音になります。
つまり、スケールの構成音が同じでも主音が違うのがわかりますよね。
これを調号で表すとスケールの構成音が同じですので♭や♯の数は同じということから
平行調の関係から調号も同じとされています。

キーは五線上ではこれを調号と呼ばれる記号で表します。
調号で表すメリットは
「♭や♯の個数」から何キーかを瞬時に判断することができます。

♭の付く個数は「Fからスタートして完全5度下降」していきます。
ですので「F→B♭→E♭→A♭→D♭→G♭」という感じで♭の数が増えていきます。

同様に

♯の付く個数は「Gからスタートして完全4度下降」していきます。
ですので「G→D→A→E→B→F♯」という感じで♯の数が増えていきます。
♭の付く順番は「B♭からスタートして完全5度下降」していきます。
♯の付く順番は「F♯からスタートして完全4度下降」していきます。

とたぶんですが♭、♯が増える順番と♭と♯を付ける順番で混乱してると思いますで
表にまとめますね。

〈調号の♭の数でキーが決まる関係図と♭の付く順番〉
♭の個数 ♭0個 ♭1個 ♭2個 ♭3個 ♭4個 ♭5個 ♭6個
♭が増える順番 C(Am) F(Dm) B♭(Gm) E♭(Cm) A♭(Fm) D♭(B♭m) G♭(E♭m)
♭が付く順番 B♭ E♭ A♭ D♭ G♭ C♭
♭を付けるとはどういうことかといいますと

例えば

FメジャーキーのFメジャースケールを導くと仮定しましょう。
まずFメジャーキーということは♭の数は表からわかる通り1つですよね。
でも「FGABCDE」のどれに♭を付けるのかこれだけの情報ではわかりません。

そこで♭の付く順番というものがあらかじめ決まっていますので
それも同時に覚えてしまおうということです。
表から♭の付く順番はB♭でしたので
「FGAB♭CDE」と簡単にFメジャースケールを導きました。

もちろんスケールのレッスンで詳しく解説しますが
「全全半全全全半」や「度数」からでも導けます。

〈調号の♯の数でキーが決まる関係図と♯の付く順番〉
♯の個数 ♯0個 ♯1個 ♯2個 ♯3個 ♯4個 ♯5個 ♯6個
♯が増える順番 C(Am) G(Em) D(Bm) A(F♯m) E(C♯m) B(G♯m) F♯(D♯m)
♯が付く順番 F♯ C♯ G♯ D♯ A♯ E♯
「G♭(E♭m)G♭=F♯(D♯m)=♭6個=♯6個」は異名同音です。
C(Am)は平行調の関係からマイナーキーを()で兼用しています。
上記の関係を円にして♯や♭の個数を判断する
サークルオブフィフスと呼ばれるものがありますが
ギターの指板で簡単に個数を判断する方法があります。
ギタリストは指板から導き出した方が効率が良いですので下記に
ギターの指板での♯や♭の個数の把握方法を示します。
◆♭系の個数を判断する方法

ギターの指板上で♭キー発見方法説明図
♭の付く個数は「Fからスタートして完全5度下降」でしたので5弦8フレットから
矢印の順番に完全5度下降して発見します。

◆♯系の個数を判断する方法

ギターの指板上で♯キー発見方法説明図
♯の付く個数は「Gからスタートして完全4度下降(完全5度上行)」でしたので
6弦3フレットから矢印の順番に完全4度下降(完全5度上行)して発見します。
つまり、ギターの5弦と6弦の規則性から視覚的に簡単に♯や♭の個数を判断できます。
次のレッスンではこのキーの判断を早速、使いますので復習しておいてくださいね。