「ガイドトーン(3度と7度)の仕組みを理解しよう」のYouTube動画アップしました

ダイアトニックコードとは?

ダイアトニックコードとは?

今回のレッスンではジャズを習う上で必須となってくる
ダイアトニックコードの仕組みについて一から勉強していきましょう。

ダイアトニックコードを理解できるとジャズに何のメリットがあるの?
コード進行を分析できるようになる

ダイアトニックコード以外のコードが出現したら
調性という概念からインサイドとアウトサイドの音を区別できるようになる
アドリブする上でダイアトニックコード以外のコードを
区別できるかが肝になってきます。

アヴェイラブルノートスケールの理解に役に立つ

この中で特に大事なのはコード進行を分析するのに
ダイアトニックコードの知識は必要
になってきますので、
是非このレッスンでダイアトニックコードの基礎知識を習得してください。

〈ダイアトニックコードとは〉
一つの調性の中で成立するコードのことをいいます。

少し抽象的的でイメージしにくいと思いますので
【楽曲キーc】の「ドレミファソラシ(Cメジャースケール)」
を例に説明します。

ダイアトニックコードを作る上での3つの約束事

■Cメジャースケールのダイアトニックコードを作る場合にルールとして
Cメジャースケールの構成音でない音は使用できません。
つまり、スケールの構成音のみの組み合わせでコードを作るということです。
■各スケール音7音をルート音にすること
■3度堆積でコードを作る
それぞれのルート音から3度ずつ音を積み上げていく

「三和音」と「四和音」のダイアトニックコードを作る手順

①「ドレミファソラシ」=「CDEFGAB」のスケール音をそれぞれルート音として
並べます。
ダイアトニックコード作る手順説明図1

②メジャースケールの音だけを使用してそれぞれのルートの上に短3度か長3度を重ねます。
スケールを1個飛ばした2つ上のスケール音を重ねるのとスケールの音だけを選ぶ結果から必然的に短3度か長3度になります。
ダイアトニックコード作る手順説明図2

③さらにその3度上にもう一つ同じようにスケールを1個飛ばした2つ上の音3度(ルートから数えた場合は5度)を重ねます。
これが楽曲キーがCの場合の三和音のダイアトニックコードになります。
三和音のダイアトニックコード

④最後に三和音にもう一つ同じようにスケールを1個飛ばした2つ上の音3度(ルートから数えた場合は7度)を重ねます。
これが楽曲キーがCの場合の四和音のダイアトニックコードになります。
四和音のダイアトニックコード

Cメジャースケールの7音全てがルートとなって
その上にCメジャースケールの構成音だけを使用して
「3度」ずつ重ねていきますので
全部で7個のスケール音だけで作られたコードができます。
スケール上にない音は使われないのがダイアトニックコードの特徴になります。
そして同時に調性感が保たれていることにもなります。
ですので
ジャズで部分転調することが多いのはこのダイアトニックコード以外の音を使用して
調性感を少し不安定にすることにより、
アウトサウンドを楽しめるスリリングな音楽を演奏できるようになります。
もちろん、ダイアトニックコードのみで作られたスタンダードのコード進行もありますが
アドリブするときはダイアトニックコード以外の音を使用してアウトさせます。
ダイアトニックコードの各音をルートにした場合のスケールを
ダイアトニックスケールと呼んだりします。
ダイアトニックスケールについては
スケール編のチャーチモードの説明で詳しく解説します。

ダイアトニックコードは他にも存在する?

Cメジャースケールを1個飛ばしで積み上げたコードということは
ダイアトニックコードの定義
「一つの調性の中で成立するコード」から
例えばハーモニックマイナースケールやメロディックマイナースケールにも
ダイアトニックコードという概念が存在するということにもなります。

ハーモニックマイナースケールやメロディックマイナースケールの仕組みについては
スケール編で詳しく解説しますのでここでは、ダイアトニックコードがスケールごとに
存在すると覚えておくだけで大丈夫です。

ジャズをある程度弾けるようになって、スケール以外でアウトする方法を考えるときに
メロディックマイナースケールのダイアトニックコードを利用してオルタードサウンドを
作ったりしてアドリブを発展させることができます。
私のオリジナル教則本「ダイアトニックコードの組み合わせで作るオルタードフレーズ」
ダイアトニックコードの組み合わせで作るオルタードフレーズイメージ画像
はメロディックマイナースケールのダイアトニックコード
に注目してコードの組み合わせでオルタードサウンドを作っています。

調性について補足

調性とは主音と呼ばれる音を中心としたスケールのこととして使われたり
長調(メジャーキー)や短調(マイナーキー)のことだったり、
和音の機能トニック(主音)、サブドミナント(下属音)、ドミナント(属音)が
明確にわかるダイアトニックコードのことを指して使われたり、
と幅広く解釈されています。
また、臨時記号を使わない安定した音の配列と捉えることもできます。
例えばCメジャースケールの場合ですと「D♯、B♭」という臨時記号の付いた音は
使わないということです。