『トライアドを利用した四和音コードの作り方』のYouTube動画アップしました

コードを機能でグループ分けしよう

コードを機能でグループ分けしよう

今回のレッスンはコードを機能でグループ分けしていきます。

ジャズのコード進行の意味を分析するためにはコードの機能を
理解している必要があります。
コードの機能(ファンクション)について
コードの機能は、曲の流れを決定する性質をもっています。
また、同じ機能をもつコードは相互に代理することができます。

コードの機能は大きく3つに分類できる

主和音=トニックコード(ⅠM7)
トニックコードの仕組みと特徴はコードが静止(動きを感じない)
安定した作用があります。
一番落ち着く和音であり終止感をもつ和音です。
楽曲キーの主音コードですので曲の始まりや終わりで使用されることが多く
曲を分析する上でこの曲は何のキーかを判断する大事な目安となるコードです。
下属和音=サブドミナントコード(ⅣM7)
サブドミナントコードの仕組みと特徴はコードプログレッションをゆるやかに
進行させる役割があります。
また少し不安定なコードとして認識されています。
トニックコードみたいに終止感がある安定感はありません。
かと言って、決定的な不安定感もない
中間的な存在であるため曲が続いていく途中経過に使われやすいです。
属和音=ドミナントコード(Ⅴ7)
ドミナントコードの仕組みと特徴は「長3度と短7度」の増4度(減5度)によるトライトーン
のインターヴァルによって不安定なサウンドを創り、ジャズに欠かせないコードです。
このドミナントコードでいかにアウトさせるか、ドミナントフレーズのアイディアを
どれだけ持っているか等、ジャズを弾けるようになるための必須コードです。
また、ドミナントコードはトニックコードに解決したいという性質があります。
詳しくはドミナントモーションのレッスンで解説します。
トニック(安定)、サブドミナント(補助、少し不安定)、ドミナント(不安定)
というようなざっくりしたイメージで理解しておくだけでも
コード進行を分析するのに役に立ちます。

ダイアトニックコードをコードの機能でグループ分けする

ダイアトニックコードの3つのコード(ⅠM7、ⅣM7、Ⅴ7)
以外は全て代理コードになります。
〈代理コードの判断基準について〉
基準はコード構成音が似ているかどうかで判断しますが
例外もありますので最終的にはサウンドが似ているかどうか
の感覚的判断で分類されます。

代理コードはジャズを演奏する上で大事な要素になりますので
是非、このレッスンで代理コードの仕組みをマスターしてください。

トニックの代理コード

一般的にトニックの代理コードはⅥm7コードとⅢm7コードと認識されています。
これは例えばキーCメジャーで解説しますと

〈トニックの代理コードを構成音で比較〉
トニックコード トニック代理コード トニック代理コード
CM7 Em7 Am7
コード構成音 コード構成音 コード構成音
ド,ミ,ソ,シ ミ,ソ,シ,レ ラ,ド,ミ,ソ

トニックの代理コードを構成音で比較した表からわかるように
3音の構成音がトニックコードに含まれていますので
代理コードとしてトニックコードの仲間としてグループ分けできます。

サブドミナントコードの代理コード

一般的にサブドミナントの代理コードはⅡm7コードだけと認識されています。
これは例えばキーCメジャーで解説しますと

〈サブドミナントの代理コードを構成音で比較〉
サブドミナントコード サブドミナント代理コード 構成音比較の例外としてサブドミナント代理コードに入らない
FM7 Dm7 Am7
コード構成音 コード構成音 コード構成音
ファ,ラ,ド,ミ レ,ファ,ラ,ド ラ,ド,ミ,ソ

サブドミナントの代理コードは構成音で比較した場合は
Am7コードも「ラ,ド,ミ」という3音の構成音を含んでいますので
構成音だけですとサブドミナントの代理コードになってしまいますが
サウンド判断から明らかにトニックコードに近い響きがしますので除外されます。
また、ジャズでのサブドミナントコードは代理コードのⅡm7コードの方が重要視されています。

ドミナントコードの代理コード

一般的にドミナントの代理コードはⅦm7(♭5)コードだけと認識されています。
これは例えばキーCメジャーで解説しますと

〈ドミナントの代理コードを構成音で比較〉
トニックコード ドミナント代理コード 構成音比較の例外としてドミナント代理コードに入らない
G7 Bm7(♭5) Em7
コード構成音 コード構成音 コード構成音
ソ,シ,レ,ファ シ,レ,ファ,ラ ミ,ソ,シ,レ

ドミナントの代理コードは構成音で比較した場合は
Em7コードも「ソ,シ,レ」という3音の構成音を含んでいますので
構成音だけですとドミナントの代理コードになってしまいますが
サウンド判断からドミナントらしい不安定感に欠けますので一応除外します。
たまに教則本とかでドミナントコードの代理にもなると説明されている
ものもありますので、微妙なラインではありますがあまりⅢm7コードを
実際にドミナントコードの代理として使用された例は見かけませんので
トニックの代理コードとして分類してあげた方が実用的ではあります。