度数の仕組みと効率の良い覚え方

度数の仕組みと効率の良い覚え方

度数の仕組みと効率の良い覚え方について

インターバル(音程)とは2つの音の高さの距離のことをいいます。
そしてその距離の単位はディグリー(度数)で表記します。
つまり度数というのはディグリーという単位のことをいいます。
例えばドの音を基準にした場合のレの音はどれだけ音の高さが離れているのかを
誰かに伝えるときに
ギターの場合だと「2フレット離れている」で伝わりますが
ピアノ奏者にはあまりピンとこなかったりします。
そこで楽器共通で音の距離を認識しようということで
度数という単位が使われています。
つまり、ギタリストがピアノ奏者にドの音からレの音までの
距離を会話するときは2フレット離れているという会話ではなく
長2度離れていると会話します。

ここで長2度という言葉が出てきましたので度数の仕組みを
もう少し詳しくみていきましょう。

1オクターブはギターのフレットで表すと半音12個分離れている

ギターの1フレットは半音の高さで区切られています。
そして2弦の1フレットから1フレットずつ上がっていくと
13フレットで同じ音(1オクターブ)になりますので
全部で音階の音数は12個の音があるとわかります。

文字だけだと分かりづらいと思いますので実際にギターの指板で具体例を示します。
ギターの指板でドの音を基準にしてインターバルと度数を確認してみましょう。
ギター指板で度数確認

音程の数え方

「ドレミファソラシド」を度数で表してみよう

まず度数は音の距離でしたので

  • ド~ドの距離:完全1度[Unison]
  • ド~レの距離:長2度[M2nd](2フレット分離れている)=半音2個分
  • ド~ミの距離:長3度[M3rd](4フレット分離れている)=半音4個分
  • ド~ファの距離:完全4度[P4th](5フレット分離れている)=半音5個分
  • ド~ソの距離:完全5度[P5th](7フレット分離れている)=半音7個分
  • ド~ラの距離:長6度[M6th](9フレット分離れている)=半音9個分
  • ド~シの距離:長7度[M7th](11フレット分離れている)=半音11個分
  • ド~オクターブ上のドの距離:完全8度[Octave](12フレット分離れている)=半音12個分
  • 〈完全1度の部分について補足〉
    同じ音同士の音程ですので0度と思われるかもしれませんが1度になります。
    これは理屈というよりは数え方の決まりになりますので暗記してください。
    「ドレミファソラシド」の間の距離について
  • ド~レ♭の距離:短2度[m2nd](1フレット分離れている)=半音1個分
  • ド~レ♯【ミ♭】の距離:増2度[A2nd]【短3度】[m3rd](3フレット分離れている)=半音3個分
  • ド~ファ♯【ソ♭】の距離:増4度[A4th]【減5度】[D5th](6フレット分離れている)=半音6個分
  • ド~G♯【ラ♭】の距離:増5度[A5th]【短6度】[m6th](8フレット分離れている)=半音8個分
  • ド~シ♭の距離:短7度[m7th](10フレット分離れている)=半音10個分
  • 「Perfect=P」「Major=M」「Minor=m」「Augmented=A」「Diminished=D」

    度数の前につく言葉の違いについて

    1度、4度、5度、8度は「完全」という名前が数字の前につきます。
    強い協和音程を完全としています。
    協和音程は振動数の比が簡単な比で割り切れるような場合のときに
    人間が気持ち良い音と感じる音程のことをいいます。

    完全1度は「1:1」
    完全4度は「3:4」
    完全5度は「2:3」
    完全8度は「1:2」
    2度、3度、6度、7度は
    「長」か「短」のどちらかの名前が数字の前につきます。
    増音程と減音程について
    増音程:2度、4度、5度
    減音程:5度、7度
    と決まっています。

    度数の効率の良い覚え方について

    「元の音程+転回した音程(逆から数えた音程)=9」
    の計算式から簡単に導き出すことができます。

    例えばド~シの音程を数える場合
    頭から順番にドレミファと数えるのではなく
    シ~ドまでを数えます。
    シ~ドの度数は短2度(半音1個分)になりますよね。
    これを上記の計算式に当てはめると
    元の音程+短2度=9
    元の音程=9ー短2度=長7度になります。
    音程をひっくり返す(逆から数える)と長短も反転します。
    ただし完全はひっくり返りません。

    結構ドミナントモーションの説明で教則本とかに
    「完全4度上に進行とか=完全5度下に進行とか」
    という説明がありますが
    これは例えばG7-CM7というドミナントモーションで例えてみますと

    G7コードから上に「ソラシド」と数えた場合は完全4度上に進行
    G7コードから下に「ソファミレド」と数えた場合は完全5度下に進行

    とコード進行基準のルート音から上に数えた場合と下に数えた場合の違いで
    転回した音程の考え方と同じになります。