「ガイドトーン(3度と7度)の仕組みを理解しよう」のYouTube動画アップしました

ジャズで必須の「ドミナントモーション」とは?

ジャズで必須の「ドミナントモーション」とは?

ジャズ基礎知識編第12回目は
ジャズで必須の「ドミナントモーション」について
仕組みを解説していきます。

スタンダードのコード進行の分析で
ドミナントモーションしている所を探せるようになるだけでも
ジャズという音楽に親しみを感じれるようになりますので、
是非、今回のレッスンでドミナントモーションの知識を習得してください。

ドミナントモーションとは?

ルートモーション(ベースライン)が完全4度上行あるいは
完全5度下行という強進行といわれる力強い動き
ドミナントセブンスの構成音である「M3,m7」の
ガイドトーンの音程から作られるトライトーンという
3全音の音程(増4度音程)による緊張感のある不安定な音程が
次のトニックコードに半音上下(反進行)で着地することで
不安定なサウンドから安定なサウンドに解決する
このコード進行をドミナントモーションといいます。
要約しますと

①「ルートモーションによる力強い動き」と
②「トライトーンの解決」が同時に起きることによって
最も力強い終止感を感じることができるコード進行ということです。
余談ですがジャズのツーファイブワンは
ベースラインだけ抽出すると
Ⅱm7からルートモーションが強進行になっています。
また、強進行の完全4度上行(完全5度下行)は
パーフェクト・サークル・オブ・フィフスにしたがって動きます。

もう少し具体例を示して説明しますと
例えばキーCメジャーの場合

まず、ルートモーション(ベースライン)は「G→C」と
Gから上にGABCと数えると完全4度上行
Gから下にGFEDCと数えると完全5度下行
していますので強進行しています。
次にトライトーンの解決について考えていきます。
ドミナントセブンスコードのG7の「M3,m7」は
「シ,ファ」になります。
トニックコードCM7コードの「R,M3」は
「ド,ミ」になります。
この構成をコード進行に置き換えると
「シ→ド」半音上に上昇して解決。
「ファ→ミ」半音下に下降して解決。
とドミナントコードの不安定な要素がそれぞれ
トニックコードのルートと長3度に解決しています。
ドミナントモーションの特徴である
2つの大事な要素が同時に起きていますので
結果として強い終止感を感じることができますので
トニックコード一番落ち着いたサウンドを感じることができます。

ドミナントモーションという言葉はなんとなく理解できましたでしょうか?
仕組みは少し複雑に感じるかもしれませんが

ジャズで解釈する場合

ドミナントコードが不安定な和音だからソロも同様にアウトして
スリル感を演出してからトニックコードで安定なトニックフレーズを
弾いて調和させるイメージです。
もちろんトニックコードでアウトする場合もありますが
基本はドミナントでアウトサイド、トニックでインサイドを弾きます。
つまり、ジャズでアドリブを聴かせる骨格となるコード進行であることから
スタンダードのコード進行分析でドミナントモーションだけは目印をつけて
おいてそこを重点的に練習するという方法が用いられます。

実際にスタンダードのコード分析をしてドミナントフレーズを当てはめる練習を
しているとここに書いてある内容が自然と消化できるようになりますので
とりあえずこのレッスンでは言葉と意味をなんとなく理解できれば大丈夫です。