ドミナントフレーズとトニックフレーズを繋げて弾けるようにしよう
- 2018.05.07
- ジャズアドリブトレーニング編
- トニックフレーズ, ドミナントフレーズ, ドミナントフレーズとトニックフレーズの繋げ方

ジャズアドリブトレーニング編第1回目のレッスンは
ドミナントフレーズとトニックフレーズを繋げて弾けるようにするコツを解説します。
ドミナントフレーズとトニックフレーズを繋げるコツは
①ドミナントフレーズの解決する音を把握する
②解決した音からトニックフレーズを弾く
ドミナントフレーズが解決する音は基本的にトニックコードのコードトーンになります。
そして特にドミナントフレーズの解決する音は
ですので、
・M3度から始まるトニックフレーズ
・5度から始まるトニックフレーズ
上記3つのトニックフレーズを優先的にストックしておくと
ドミナントフレーズとトニックフレーズを繋げて弾くことが容易になります。
では早速実践例をみていきましょう。
今回のレッスンで使用するフレーズは下記の4つのレッスンで学んだフレーズを使用します。
■ドミナントフレーズがルートに解決した例
ドミナントフレーズはホールトーンフレーズ7になります。
ですのでドミナントフレーズとトニックフレーズを繋げるためには
ルートから始まるトニックフレーズを選択すればよいことになります。
トニックフレーズはルートから始まるトニックフレーズ1になります。
■ドミナントフレーズがM3度に解決した例
ドミナントフレーズはコンディミフレーズ8になります。
トニックフレーズはM3度から始まるトニックフレーズ1になります。
■ドミナントフレーズが5度に解決した例
ドミナントフレーズは定番オルタードフレーズ4になります。
トニックフレーズは5度から始まるトニックフレーズ1になります。
解決した音から始まるトニックフレーズを弾くだけで簡単に繋げられることが
実感できたと思います。
次にトニックフレーズを変更してバリエーションを作る方法を解説します。
■トニックフレーズを変更した例1_楽譜
トニックフレーズはルートから始まるトニックフレーズ2になります。
トニックフレーズだけ変更するだけで同じホールトーンフレーズでも少し新鮮なフレーズになります。
■トニックフレーズを変更した例2_楽譜
トニックフレーズは
私の著者本であるトニックフレーズ集から抜粋してきました。
このようにトニックフレーズをたくさんストックしておくだけで
同じドミナントフレーズでもマンネリ化を防ぐことができるようになります。
トニックフレーズ集は度数で管理してますので
よかったら参考にしてみてください。
さらに今度はドミナントフレーズを変更してバリエーションを作る方法を解説します。
■ドミナントフレーズを変更した例1_楽譜
ドミナントフレーズはホールトーンフレーズ2になります。
トニックフレーズは固定です。
■ドミナントフレーズを変更した例2_楽譜
ドミナントフレーズはコンディミフレーズ5になります。
ドミナントフレーズがオルタードからホールトーン、コンディミとフレーズが変わると
新鮮なフレーズに聴こえてくると思います。
今回使用したフレーズはトニックフレーズの一個以外全て
ジャズフレーズ集編で紹介したフレーズになりますので
もし忘れてしまった方はこの機会に復習してみてください。
また、今回のレッスンのように何回も同じフレーズを色々試行錯誤して
他のフレーズと組み合わせてフレーズを作っていると自然と覚えられるようになります。