ジャズブルースをコードアルペジオのコールアンドレスポンスとターゲットノートを使ったアドリブソロを一から作る

ツーファイブワンのフレーズを自分で作れるようにしよう

ツーファイブワンのフレーズを自分で作れるようにしよう

ジャズアドリブトレーニング編第3回目のレッスンは
ツーファイブワンのフレーズを自分で作る方法を解説します。

ツーファイブワンフレーズ(251フレーズ)を
作る方法はたくさんありますが

ジャズ初心者でも作れる簡単な手順を紹介します。

まずドミナントフレーズを決める

次にドミナントフレーズが着地(解決)する音から始まるトニックフレーズを決める

最後にサブドミナントフレーズを決める

この順番で決めていくと比較的簡単にツーファイブワンフレーズを作ることができます。
これはマイナーのツーファイブワンフレーズでも同じです。

ジャズアドリブトレーニング編第1回目と第2回目を組み合わせたイメージになります。

では実際に手順の流れを確認していきましょう。

■メジャーツーファイブワンフレーズを作る手順1

メジャーツーファイブワンフレーズ手順1_楽譜

自分のストックしているドミナントフレーズを用意します。
ドミナントフレーズが解決する度数を確認します。

■メジャーツーファイブワンフレーズを作る手順2

メジャーツーファイブワンフレーズ手順2_楽譜

ドミナントフレーズが解決する度数から始まるトニックフレーズを用意します。

■メジャーツーファイブワンフレーズを作る手順3

メジャーツーファイブワンフレーズ手順3_楽譜

最後にドミナントフレーズとサブドミナントフレーズがスムーズに繋がるように試行錯誤します。

まずは、サブドミナントフレーズの最後の音とドミナントフレーズの最初の音がなるべく近い音のフレーズを選択してみます。
実際に弾いてみて不自然でなければ作業は完了です。

音程差はあくまで目安ですので、必ずしも近い音程だから違和感のないフレーズになるとも限りませんので
最終的には、自分で弾いて確認する必要があります。

サブドミナントフレーズとドミナントフレーズの繋がりは少し試行錯誤する必要がありますので
最終段階の手順にしています。
ですので、初心者さんはこの手順が無難だと思いますので紹介してみました。

もちろん、トニックフレーズから組み立てたり、
サブドミナントフレーズから組み立ててもフレーズは作ることができますが
少し慣れてきてからチャレンジしてみてください。

では同様にマイナーツーファイブワンのフレーズを作る手順もみていきましょう。

■マイナーツーファイブワンフレーズを作る手順1

マイナーツーファイブフレーズ手順1_楽譜

メジャーツーファイブワンフレーズのときと同様にドミナントフレーズを用意します。
今回は基本HP5フレーズ2を用意しました。

■マイナーツーファイブワンフレーズを作る手順2

マイナーツーファイブフレーズ手順2_楽譜
m3度に解決するドミナントフレーズでしたので
m3度から始まるマイナートニックフレーズ3を用意しました。

■マイナーツーファイブワンフレーズを作る手順3

マイナーツーファイブフレーズ手順3_楽譜
最後にとりあえずⅡm7(♭5)フレーズのレッスンで学んだフレーズから音程差が少ないDロクリアンのフレーズを用意しました。
フレーズの切り替わりの音程差は半音でスムーズです。
実際に弾いてみて確認してみた所、違和感はありませんでしたので作業は完了です。
もし実際に弾いてみて違和感を感じたら、選び直して、実際に弾いての繰り返し作業になります。

今回紹介したフレーズの作り方の手順はあくまでアイディアの一つですので
参考になれば幸いです。