ジャズブルースをコードアルペジオのコールアンドレスポンスとターゲットノートを使ったアドリブソロを一から作る

ジャズブルースでアドリブ練習しよう

ジャズブルースでアドリブ練習しよう

ジャズアドリブトレーニング編第9回目のレッスンは

ジャズブルースでアドリブ練習する方法を解説します。

ジャズアドリブトレーニング編第8回目のレッスンで
ジャズブルースのアドリブのアイディアを列挙しました。

その中から比較的ジャズ初心者さんでも実践できる
アドリブ練習方法をステップアップ形式で紹介していきます。
■ジャズブルースアドリブステップ1_楽譜

ジャズブルースアドリブステップ1_楽譜

まずステップ1として、各コードのコードアルペジオをリフっぽく弾いています。

ジャズブルースではコードアルペジオだけでもリフっぽく弾くと
結構良い感じになります。

11小節目と12小節目はコードアルペジオを繋げて弾いています。
ただし12小節目はGm7(9)コードのアルペジオ、C7コードでオルタードフレーズを想定して弾いています。
オルタードフレーズ【♭13,M3,♯9,♭9】→【♭13,M3】後半2音を省略しています。

■ジャズブルースアドリブステップ2_楽譜

ジャズブルースアドリブステップ2_楽譜

次にステップ2として、4小節目と12小節目をブルーススケールに変更しています。

ブルーススケールが少し入るだけでもブルージィーな響きがしてきます。

■ジャズブルースアドリブステップ3_楽譜

ジャズブルースアドリブステップ3_楽譜

そしてステップ3として、循環コード進行の部分をコードアルペジオのリフからフレーズに変更しています。
F7:【Fミクソリディアンスケール】
D7:【HP5フレーズ】
Gm7:【Gメロディックマイナースケール】
C7:【オルタードフレーズ】

11小節目は10小節目からのオルタードフレーズに対応してシンプルなトニックフレーズを弾いています。
F7:【トニックフレーズ】

■ジャズブルースアドリブステップ4_楽譜

ジャズブルースアドリブステップ4_楽譜

最後にステップ4として、6小節目をディミニッシュフレーズに変更しています。

今回は、アルペジオのリフを基本にして少しずつフレーズを発展させる方法のアイディアを紹介しました。
ジャズブルースは、たくさんアドリブのアプローチ方法がありますので
今回のレッスンで解説したアドリブ方法はその中の一つのアイディアになります。

また、当サイトのクロマチックアプローチ編で学んだ
コードトーンにクロマチックアプローチする方法で
ジャズブルースでもアドリブを弾けることができますので復習がてら試してみてください。