ホールトーンフレーズをストックしよう

ホールトーンフレーズをストックしよう

ジャズフレーズ集編第8回目のレッスンは

ホールトーンフレーズについて解説します。

今回のレッスンで取り上げるホールトーンフレーズは

ウエスモンゴメリーが弾くような同じフォームを2フレットずつ平行移動するフレーズや
スケールっぽく弾いたり、シーケンスを使用したり、
オーギュメントコードを柱にしたフレーズ等のアイディアを紹介します。

ホールトーンスケールは若干無機質なサウンドがしますが
使い方次第では簡単にアウトサウンドを弾けるスケールですので
ホールトーンの定番フレーズから少しずつストックしていきましょう。

では

ホールトーンフレーズ集として
10個のホールトーンフレーズを解説していきます。

■ホールトーンフレーズ1

ホールトーンフレーズ1_楽譜

♯5度の音からGホールトーンスケールをそのまま上昇しているだけのフレーズになります。
どうして♯5度の音からホールトーンスケールを弾き始めたかといいますと、
理由はターゲット音として次のトニックコードの5度に解決するように調整したためです。

この考え方はターゲット音を先に決めることにより毎回、
ルート音からスケールを弾くというマンネリ化対策にもなります。
■ホールトーンフレーズ2

ホールトーンフレーズ2補正_楽譜

こちらのフレーズも同様に先にターゲット音を決めて、
M3度の音からGホールトーンスケールをそのまま下降しています。

■ホールトーンフレーズ3

ホールトーンフレーズ3_楽譜

フレーズ構成音【R,m7,♯5,R,m7,♯5,♭5,M3】
ルートからGホールトーンスケールで下降しますが♯5度を弾いた所でルートに戻って
もう一度ルートからGホールトーンスケールをM3度までそのまま下降しています。
ちなみにですが結果的に最後の着地したC音は挟み込みアプローチになっています。

■ホールトーンフレーズ4

ホールトーンフレーズ4_楽譜

フレーズ構成音【R,2,M3,R,m7,♯5,♭5,M3】
ホールトーンフレーズ3の前半3音だけ変化させているだけのフレーズになります。
フレーズ3はルートから下降してからまたもとのルート音に戻りましたが、
このフレーズ4はルート音からM3度の音に上昇してからまたもとのルート音に戻っています。
そしてそのままGホールトーンスケールをルート音から下降しています。

■ホールトーンフレーズ5

ホールトーンフレーズ5_楽譜

フレーズ構成音【R,m7,♯5,♭5,m7,♯5,♭5,M3】
4音固まりのシーケンスフレーズになります。
イメージとしては「ドシラソ」「シラソファ」という感じをホールトーンスケールに適用しています。
ギターの指板でみると視覚的に形として覚えやすいフレーズです。

■ホールトーンフレーズ6

ホールトーンフレーズ6_楽譜

フレーズ構成音【R,m7,♯5,♭5,m7,♯5,M3,2】
ホールトーンフレーズ5の最後2音だけ変化させています。
具体的には♭5度の音を飛ばしているだけです。

■ホールトーンフレーズ7

ホールトーンフレーズ7_楽譜
フレーズ構成音【R,♯5,m7,R,♯5,M3,♭5,♯5】

4音のシーケンスフレーズになります。
ホールトーンスケールの構成音をルート音から1個音を飛ばして下降しますが
そのあとは飛ばした音を弾いてもとのルート音に戻ってきます。
メジャースケールで例えるとドラシドという感じです。
同様に♯5度の音からも同じモチーフで弾きます。

■ホールトーンフレーズ8

ホールトーンフレーズ8_楽譜
フレーズ構成音【♯5,R,2,m7,R,M3,♭5,2】
2音でワンセットのフレーズになります。
コンディミのフレーズは短三度ずつ2音の固まりを動かしましたが
ホールトーンスケールの場合は全音間隔で動かします。
コンディミフレーズ4と弾き比べてみてください。

ちなみにですがコンディミは全部上昇して行きますが
今回のホールトーンフレーズ8は上昇して下降してと交互に2音の固まりで動いています。
アイディアとして参考にしてみてください。
■ホールトーンフレーズ9

ホールトーンフレーズ9_楽譜

C♯aug7コードとD♯aug7コードのm7度から弾くアルペジオを連続で弾いたフレーズになります。
アイディアとしてはホールトーンスケールから導き出されるオーギュメントコードを組み合わせています。

ホールトーンスケールの各音をルートとして6個のオーギュメントコードができます。
■ホールトーンフレーズ10

ホールトーンフレーズ10_楽譜

ウエスモンゴメリー風ホールトーンフレーズです。
同じフォームで2フレットずつ上がって行くだけのギターだからこそ簡単に弾けるフレーズです。

ただし着地する音だけはしっかり決めていないと
使えないフレーズになりますので、
ターゲット音に向かって2フレットずつ弾くイメージを練習する必要があります。

ホールトーンフレーズのまとめ

ホールトーンスケールは全て全音間隔で移動するだけでも
ホールトーンのサウンドを出せますが、
しっかり解決する音を決めておかないと間違っているように聴こえますので、
最後のトニックコードへ解決する音だけは最初からイメージする練習をしておきましょう。

逆に解決するターゲット音さえ把握しておけば適当に全音間隔で弾いても
意外にそれっぽいフレーズを弾けたりしますので
ヴァンプフレーズ等の長いフレーズを弾くときは結構使えるスケールだったりします。

また、シーケンスフレーズやオーギュメントコード等のアイディアも
ターゲット音を把握していると長いフレーズを弾くことができるようになります。