ターンアラウンドフレーズをストックしよう
- 2018.05.05
- ジャズフレーズ集編
- ターンアラウンドフレーズ
ジャズフレーズ集16回目のレッスンは
ターンアラウンドフレーズについて解説します。
アドリブソロの締めや小節頭に戻る所で使うと効果的です。
曲の最後やAメロ、Bメロ等のブロックの最後のコード進行が下記のようなコード進行のとき
ターンアラウンドフレーズを使うとアドリブソロが締まります。
│ⅠM7│Ⅱm7 Ⅴ7│
│ⅠM7 Ⅵ7│Ⅱm7 Ⅴ7│
│Ⅲm7 Ⅵ7│Ⅱm7 Ⅴ7│
※│ⅠM7│Ⅴ7│はコードを細分化すると│ⅠM7 Ⅵ7│Ⅱm7 Ⅴ7│になります。
またアドリブソロの締め以外にもリズムチェンジのAブロックで
ターンアランドフレーズを使用したりします。
ですのでいくつかターンアラウンドフレーズを
覚えておくと役に立ちます。
■ターンアラウンドフレーズ1
CM7コードではメジャートライアドのコード構成音を使用しています。
「ドソドミ」と弾いています。
A7コードではセブンスコードの構成音を使用しています。
Dm7コードではマイナートライアドのコード構成音を使用しています。
G7コードではB7コードを想定して弾いています。
A7コードのフレーズをそのまま2フレット上にずらしただけです。
■ターンアラウンドフレーズ2
CM7コードではトニックの代理コードであるEm7のコード構成音を使用しています。
A7コードではM3度を弾いてから次のDm7コードの5度にディレイドリゾルブしています。
Dm7コードとG7コードは
1小節目と同じフレーズを2フレット下にずらして弾いています。
■ターンアラウンドフレーズ3
CM7コードはターンアラウンドフレーズ2と同じです。
A7コードではA7♭9コードのルート以外を使用しています。
こちらもフレーズ2と同様にDm7コードとG7コードは
1小節目と同じフレーズを2フレット下にずらして弾いています。
■ターンアラウンドフレーズ4
CM7コードはターンアラウンドフレーズ2と同じです。
A7コードではA7♭9コードを【M3,♭9,R,m7】
こちらもフレーズ2と同様にDm7コードとG7コードは
1小節目と同じフレーズを2フレット下にずらして弾いて
最後CM7コードのM3度に着地しています。
ターンアラウンドフレーズのまとめ
トニック代理のⅢm7コードのフレーズを多めに紹介した理由は
2小節目と2フレット関係で弾くことができますので
リズムチェンジ等の速いBPMのときに対応しやすいので
今回は「Ⅲm7→Ⅵ7→Ⅱm7→Ⅴ7」のターンアラウンドフレーズを多めに取り上げました。
また、ちなみにですが「Ⅲm7→Ⅵ7→Ⅱm7→Ⅴ7」フレーズは
「ⅠM7→Ⅵ7→Ⅱm7→Ⅴ7」でも弾くことができますので安心してください。