ドミナントフレーズとトニックフレーズをセットで覚えてみよう
ジャズフレーズ集編第13回目のレッスンは
ドミナントフレーズとトニックフレーズをセットで覚える方法について解説します。
ドミナントフレーズとトニックフレーズを
セットにして覚えるメリットについて
実際に弾くときに1音でも間違えないように弾かなくてはならないので
うまくツーファイブフレーズを覚えても使いこなせないという
ジャズ初心者の方が多かったりします。
また、
それらを組み合わせて使うことができないという
ジャズ初心者の方もいます。
そこで実践的で使えるジャズ初心者に有効的な方法として
ドミナントフレーズとトニックフレーズをセットにして覚える方法です。
フレーズの長さ的にも丁度よくかつ
ドミナントフレーズとトニックフレーズをどう組み合わせるか等
考えなくてすみます。
ですので
フレーズを覚えるアイディアの一つとして参考にしていただけたら幸いです。
ドミナントトニックフレーズ1
ドミナントフレーズは
Gミクソリディアンスケールをルートから上昇して
CM7コードのM3度の音にディレイドリゾルブしています。
F音からE音に直接半音下に解決しないで一回D音に戻って
ダブルクロマチックで遅れて解決しています。
トニックフレーズは「M3,R,5」と
Cメジャートライアドの構成音を弾いているだけのフレーズになります。
ドミナントトニックフレーズ2
ドミナントフレーズは
前半2拍はM3度からドミナントセブンスコードのアルペジオを弾いて
後半2拍はオルタードフレーズを弾いています。
ドミナントトニックフレーズ3
ドミナントフレーズは
前半2拍はDm7コードのアルペジオを弾いて
後半2拍はG7♭9コード(5度なし)のアルペジオを弾いています。
ドミナントトニックフレーズ4
ドミナントフレーズは
前半2拍はGミクソリディアンスケールを弾いて
後半2拍はG7♭9コード(5度なし)の構成音を弾いています。
お気づきになったと思いますが今回のレッスンで紹介した
ドミナントトニックフレーズのトニックフレーズは4フレーズ全て同じです。
ですので実際にドミナントトニックフレーズを覚えるコツとして
どちらかを固定してバリエーションを増やしてあげると
フレーズを一から覚える負担が減りますので効果的です。
今回はトニックフレーズを固定してあげた例になります。