ジャズブルースをコードアルペジオのコールアンドレスポンスとターゲットノートを使ったアドリブソロを一から作る

アルペジオのポジションを限定してスタンダードを弾こう

アルペジオのポジションを限定してスタンダードを弾こう

コードアルペジオ編の第14回目のレッスンは

中級者向けのおまけコーナーとして
アルペジオのポジションを限定してスタンダードを弾く練習方法を解説します。

ジャズギター中級者さん向けですので
ジャズギター初心者さんは流し読みしてください。

アルペジオのポジションを限定するということは
EフォームとAフォームだけでは対応できないということになります。
つまり、5つのコードフォームを使用しないとフレットを限定して
弾くことはできないということです。

ですので5つのコードフォームをまとめて復習したいとか
練習したい方にとって効率の良い練習方法になります。

では、アルペジオのポジションを限定してスタンダードを弾く練習方法を実際のスタンダードのコード進行でみていきましょう。

■アルペジオのポジションを限定してスタンダードを弾く練習例

アルペジオのポジションを限定してスタンダードを弾く練習_楽譜

▽1小節目のCm7コードのアルペジオは
6弦ルートから始まるEフォームです。

▽2小節目のF7コードのアルペジオは
5弦ルートから始まるAフォームです。

▽3小節目のB♭M7コードのアルペジオは
4弦ルートから始まるDフォームです。

▽4小節目のE♭M7コードのアルペジオは
5弦ルートから始まるAフォームの拡張バージョンになります。
メジャーセブンスコードの拡張フォームは紹介していませんでしたが
この機会に覚えてみてください。

▽5小節目のAm7(♭5)コードのアルペジオは
4弦ルートから始まるDフォームです。

▽6小節目のD7コードのアルペジオは
6弦ルートから始まるGフォームです。

▽7小節目のGm7コードのアルペジオは
5弦ルートから始まるCフォームです。

▽8小節目のG7コードのアルペジオは
5弦ルートから始まるCフォームです。

ケイジドシステムの5つのフォームが
満遍なく使用されているのがわかると思います。

ですので、5つのフォームを全て練習したいときは、
スタンダードのコード進行でポジションを限定して弾く練習方法がおすすめです。

以上でコードアルペジオ編のレッスンは終了となりますので
次回のレッスンはリズムモチーフ編のレッスンに進んでください。