マイクスターン風ソロフレーズの分析
- 2018.06.19
- ジャズ巨匠ソロフレーズ分析編
- Mike Stern, マイクスターンソロフレーズ, マイクスターン分析
ジャズ巨匠ソロフレーズ分析編第7回目のレッスンは
マイクスターンの演奏スタイルは音を歪ませて、
マイナーペンタトニックスケールやメジャーペンタトニックスケールを混ぜた
ミックスペンタやブルーススケールでブルースロックみたいな感じで弾くスタイルから
リバーブやディレイが掛かったクリーントーンでビバップを弾くスタイルまで
幅広い演奏スタイルがあります。
今回は、ジャズのレッスンですのでビバップスタイルを分析したいと思います。
マイクスターンの複雑なクロマチックアプローチやドミナントフレーズを取り上げていきます。
■マイクスターン風ソロフレーズ1
まず、5度をターゲットノートしてルートから2音でワンセットで
クロマチックアプローチしています。
パットメセニーとかも好んで使用する方法ですので覚えておくと便利です。
そしてそのままCナチュラルマイナースケールで下降して
最後にm3度のターゲット音に対して挟み込みアプローチでm3度に着地しています。
■マイクスターン風ソロフレーズ2
さらにターゲットノートが増えています。
色々な種類のクロマチックアプローチで
それぞれのターゲットノートに対してアプローチしています。
一つのフレーズの中に複雑なクロマチックアプローチが組み合わされている
マイクスターンの難解なクロマチックラインです。
■マイクスターン風ソロフレーズ3
ハンプ5(HmP5)に♯9度が追加された「スパニッシュ8ノートスケール」のフレーズです。
■マイクスターン風ソロフレーズ4
M3度をターゲット音にしてクロマチックアプローチしてからHmP5を弾いています。
HmP5にクロマチックアプローチを混ぜた例です。
■マイクスターン風ソロフレーズ5
マイクスターン風のHmP5フレーズです。
マイクスターン(Mike Stern)フレーズ分析のまとめ
マイクスターンのクロマチックアプローチは複雑ですが仕組みを理解できると
色々なクロマチックパターンのアイディアの勉強になります。
ターゲットノートの音がどれかを把握することにより
クロマチックアプローチのパターンを分析することができますので参考にしてみてください。