『トライアドを利用した四和音コードの作り方』のYouTube動画アップしました

ジョージベンソン風ソロフレーズの分析

ジョージベンソン風ソロフレーズの分析

ジャズ巨匠ソロフレーズ分析編第10回目のレッスンは

ジョージベンソン(George Benson)風のソロフレーズの分析をしていきます。

ジョージベンソンが『ブリージン(Breezin’) 』とかで使ってる
「オクターブに5度を追加した奏法」「オクターブに4度を追加した奏法」の仕組みを
解説したいと思います。

オクターブに5度を追加した奏法について

オクターブ奏法でミュートしている間の弦に5度の音を追加した奏法です。

別の見方をすると
パワーコードにオクターブ上のルート音を追加したロックで使う形と同じ形です。

オクターブに5度を追加してあげると音に厚みが出てきます。

練習方法について

まずメジャースケールで弾けるようにします。

■オクターブに5度追加_Cメジャースケール例

オクターブに5度追加_Cメジャースケール例
キーCメジャーで弾いてみましょう。

Cメジャースケールの音で弾いていくと減5度が一つだけあります。
「Bがルートのとき5度はFになりますので音程は減5度になります」
ここだけ半音下がりますので弦を押さえる形が変わります。

次にブルーススケール(ブルーノートスケール)で弾けるように練習しましょう。

■オクターブに5度追加_Cブルーススケール例

オクターブに5度追加_Cブルーススケール例
ブルーススケールを弾くだけでもジョージベンソンっぽくなってきます。

例はCブルーススケールです。

《ブルーススケールの場合のメリット》
ブルーススケールの場合は減5度は出てきませんので同じ形で移動することができます。
2弦のチューニングのズレによってルートが5弦のとき、4弦のとき、3弦のときで
押さえ方は変わりますが同一の弦上で形を変えなくて済むというメリットがあります。

オクターブに4度を追加した奏法について

仕組みは5度を4度に変更しているだけです。

まずはこちらもメジャースケールで弾けるようにしましょう。

■オクターブに4度追加_Cメジャースケール例

オクターブに4度追加_Cメジャースケール例

増4度音程が一つだけあります。
「Fがルートのとき4度はBになりますので音程は増4度になります」
ここだけ半音上がります。
先程の減5度と反転した関係になっています。
つまり、減5度と増4は転回した音程ということになります。

同様にブルーススケールで弾けるようにしましょう。

■オクターブに4度追加_Cブルーススケール例

オクターブに4度追加_Cブルーススケール例

増4度が出てきませんので同じ形で弾けます。

では、仕組みを説明しましたので、
実際にジョージベンソン風の使い方をみていきましょう。

同じフレーズを使って検証します。
フレーズはジョージベンソン風のマイナーペンタトニックスケールのフレーズです。
■ジョージベンソン風ソロフレーズ1

ジョージベンソン風ソロフレーズ1_楽譜

このフレーズはオクターブ奏法のみで弾いています。
■ジョージベンソン風ソロフレーズ2

ジョージベンソン風ソロフレーズ2_楽譜

このフレーズは全てオクターブに5度を追加した形で弾いています。
■ジョージベンソン風ソロフレーズ3

ジョージベンソン風ソロフレーズ3_楽譜

このフレーズは全てオクターブに4度を追加した形で弾いています。
■ジョージベンソン風ソロフレーズ4

ジョージベンソン風ソロフレーズ4_楽譜

このフレーズはオクターブ奏法、オクターブに5度奏法、オクターブに4度奏法を
混ぜて弾いています。

ジョージベンソンはこのように混ぜて使うことが結構多いです。
是非、ブリージンを分析してみてください。

最後に一応、ジョージベンソン風のドミナントフレーズを一つ紹介しておきます。

■ジョージベンソン風ソロフレーズ5

ジョージベンソン風ソロフレーズ5_楽譜

G7【5,♭13,M3,R,♯9,♭9,R,m7】CM7【M3】

ジャズ巨匠ソロフレーズ分析編でよく出てくるスパニッシュ8ノートスケールのフレーズです。

ジョージベンソン(George Benson)のフレーズ分析のまとめ

ジョージベンソンはビバップからスムースジャズまで幅広いプレイスタイルがありますが
今回紹介したオクターブに5度追加とオクターブに4度追加した奏法は
ジョージベンソンのフレーズを弾く上で必要となる知識ですので参考になれば幸いです。

もし仮にオクターブに5度追加とオクターブに4度追加した奏法を知らなかった場合、
形だけでなんとなくフレーズを覚えても
弦を押さえる形がどうしてフレーズの途中で変わっているのか意味を理解していませんので
実際に自分でそのフレーズを応用して
使いこなすことはなかなか難しいことがわかると思います。

タブ譜とかで形だけでなんとなく弾いていた方は、楽譜を見直してみてください。
ジョージベンソン風ソロフレーズ4みたいに
一つのフレーズに3つの奏法を混ぜて使っていたりしますので、
今回のレッスンを理解しているとフレーズの見え方が変わってくると思います。