ジャズブルースをコードアルペジオのコールアンドレスポンスとターゲットノートを使ったアドリブソロを一から作る

3度に半音下からアプローチしよう

3度に半音下からアプローチしよう

クロマチックアプローチ編第3回目として

第2回目がルートでしたので
今回は3度に半音下からアプローチしましょう。
コード進行の変化を一番表現しやすいのが3度のため
3度にアプローチできるようになると
コード進行の流れを表現できるようになります。
実際に8小節を3度だけの単音で弾いてみると実感すると思います。

枯葉の8小節コード進行の3度の音が何の音であるかは
コードトーン編の3度の位置を把握しようで確認してください。

ギターの指板での3度のコードトーン把握の復習として

・6弦と5弦での3度の把握
・4弦と3弦での3度の把握
・2弦と1弦での3度の把握

をもう一度把握してから
そのコードトーンに対して半音下からクロマチックアプローチしていきます。

今回はクロマチックアプローチが主旨ですのでルートと同様に同じ音程の別ポジションまでは把握しません。

譜例1:6弦と5弦の3度の把握

6弦と5弦の3度把握

譜例2:4弦と3弦の3度の把握

4弦と3弦の3度把握

譜例3:2弦と1弦の3度の把握

2弦と1弦の3度把握

3度(コードトーン)の確認が終わったら
その3度(コードトーン)ターゲットノートにして
半音下のクロマチックアプローチを適用していきましょう。
3度にアプローチするとコード進行の骨格をより強調することに
なりますのでコード進行がハッキリ聞こえてきます。

譜例4:6弦と5弦の3度に半音下からクロマチックアプローチ

6弦と5弦の3度に半音下からアプローチ
ルートのときと同じく4分音符で最初はアプローチします。

1小節目の1拍目は半音アプローチしていませんが、弱起(アウフタクト)でD音を弾いて
半音下からE♭音にアプローチしても大丈夫です。

譜例5:4弦と3弦の3度に半音下からクロマチックアプローチ

4弦と3弦の3度に半音下からアプローチ
こちらも4分音符でアプローチします。

譜例6:2弦と1弦の3度に半音下からクロマチックアプローチ

2弦と1弦の3度に半音下からアプローチ
最後は8分音符でアプローチします。
8分音符でアプローチすると本格的なジャズに聴こえてきます。

半音下からのクロマチックアプローチの使い方はだいぶ慣れましたでしょうか?
最初はクロマチックの響に慣れないかもしれませんが
徐々にクロマチックの音がないと物足りないと思うくらい
耳が慣れてくるとクロマチックアプローチの素晴らしさに気付くようになります。