ドロップ3の作り方と使い方
- 2018.05.21
- コードヴォイシング編
- ジャズギタードロップ3, ドロップ3, ドロップ3作り方, ドロップ3使い方
コードヴォイシング編第6回目のレッスンは
ドロップ3の作り方と使い方について解説します。
ドロップ3コードの作り方について
■ドロップ3の仕組み_コードダイアグラム
4ウェイクローズヴォイシングの上から3つ目の音を1オクターブ下げることにより
ドロップ3ヴォイシングを作ることができます。
ドロップ2が上から2つ目の音だったのに対してドロップ3は上から3つ目の音を
下に落とすことからドロップ3ということになります。
4ウェイクローズヴォイシング | ドロップ3 |
---|---|
4ウェイクローズヴォイシング基本型の3つ目の音を1オクターブ下げる→ | ドロップ3第一転回型 |
4ウェイクローズヴォイシング第一転回型の3つ目の音を1オクターブ下げる→ | ドロップ3第二転回型 |
4ウェイクローズヴォイシング第二転回型の3つ目の音を1オクターブ下げる→ | ドロップ3第三転回型 |
4ウェイクローズヴォイシング第三転回型の3つ目の音を1オクターブ下げる→ | ドロップ3基本型 |
上記の表の関係から4ウェイクローズヴォイシングの4つのセブンスコードを
ドロップ3にしたコードダイアグラムをまとめてみました。
■ドロップ3_メジャーセブンスコードダイアグラム
■ドロップ3_ドミナントセブンスコードダイアグラム
■ドロップ3_マイナーセブンスコードダイアグラム
■ドロップ3_マイナーセブンスフラットファイブコードダイアグラム
ドロップ3コードの使い方について
■ドロップ3_シンプルなバッキング例
ドロップ3はサウンドに厚みを出したいときにシンプルなリズムで弾くと効果的です。
■ドロップ3_スローバラードバッキング例
スローバラードのバッキングでアルペジオを少し加えたりする場合にもドロップ3は使えます。
D♭7はG7コードの裏コードになります。フィル的に13thから5度を引っかけて弾いています。
最後にヴォイスリーディングを意識したメジャーとマイナーのツーファイブワンのバッキング例を示します。
■ドロップ3_ヴォイスリーディングを意識したメジャーツーファイブワン例
■ドロップ3_ヴォイスリーディングを意識したマイナーツーファイブワン例
ドロップ3コードのまとめ
ドロップ3は3つ目の音を1オクターブ下げたことにより
ベース音と和音の距離が少しあるためそれぞれ独立して聴かせることができます。
ですのでドロップ3はベース音を強調したいとか
ベース音も弾いてサウンドに厚みを出したいときに使うのが効果的な使い方になります。