ドロップ2の作り方と使い方
- 2018.05.20
- コードヴォイシング編
- ジャズギタードロップ2, ドロップ2, ドロップ2作り方, ドロップ2使い方
コードヴォイシング編第5回目のレッスンは
ドロップ2コードはジャズのバッキングで重宝するコードヴォイシングになりますので
是非、今回のレッスンでドロップ2の仕組みから簡単な使い方までを習得してください。
ドロップ2コードの作り方について
■ドロップ2の仕組み_コードダイアグラム
4ウェイクローズヴォイシングの上から2つ目の音を1オクターブ下げることにより
ドロップ2ヴォイシングを作ることができます。
たったこれだけの作業でドロップ2コードを作ることができます。
4ウェイクローズヴォイシング | ドロップ2 |
---|---|
4ウェイクローズヴォイシング基本型の2つ目の音を1オクターブ下げる→ | ドロップ2第二転回型 |
4ウェイクローズヴォイシング第一転回型の2つ目の音を1オクターブ下げる→ | ドロップ2第三転回型 |
4ウェイクローズヴォイシング第二転回型の2つ目の音を1オクターブ下げる→ | ドロップ2基本型 |
4ウェイクローズヴォイシング第三転回型の2つ目の音を1オクターブ下げる→ | ドロップ2第一転回型 |
上記の表の関係から4ウェイクローズヴォイシングの4つのセブンスコードを
ドロップ2にしたコードダイアグラムをまとめてみました。
■ドロップ2_メジャーセブンスコードダイアグラム
■ドロップ2_ドミナントセブンスコードダイアグラム
■ドロップ2_マイナーセブンスコードダイアグラム
■ドロップ2_マイナーセブンスフラットファイブコードダイアグラム
ドロップ2コードの使い方について
ジャズのバッキングやコードメロディでドロップ2コードを使用します。
以下ヴォイスリーディングを意識したツーファイブワンのバッキング例と
コードメロディを意識したツーファイブワンのバッキング例を示します。
■ドロップ2_ヴォイスリーディングを意識したメジャーツーファイブワンの例
ヴォイスリーディングとは
ヴォイスリーディングの基本として、
できる限りコードの構成音の移動距離を小さくすることにより
コードの連結をスムーズに聴かせることができます。
実際に弾いてみると移動距離が少なくスムーズなコードチェンジを感じることができると思います。
■ドロップ2_ヴォイスリーディングを意識したマイナーツーファイブワンの例
■ドロップ2_コードメロディを意識したメジャーツーファイブワン例
トップのメロディをハモってコードメロディとしてツーファイブワンを弾いています。
上から2つ目の音を1オクターブ下げたことにより
トップの音と上から3つ目の音に音域の幅が広がりトップの音が目立つようになりますので
ドロップ2はコードメロディとして使いやすいコードでもあります。