ジャズギターで使用するコードの押さえ方について
- 2018.05.16
- コードヴォイシング編
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コードヴォイシング編第1回目のレッスンは
ジャズギターで使用するコードの押さえ方について解説します。
ジャズギターのバッキングではポップス等の弾き語りでお馴染みのコードの押さえ方で
バッキングをするということはほとんどありません。
ジャズギターのコードヴォイシングの特徴は
ベースとの干渉やテンションコードを弾くために低音弦の5度はほとんど省略されます。
コードの響きを決定づける音でないため5度を省略してもコードの特性は変わりません。
また、ベース奏者がいる時は6弦、5弦のルート音も省略する場合が多いです。
これらの省略コードを効率よく簡単に導き出す方法を紹介します。
これは基本ガイドトーンは3度と7度で構成されているため、
低音弦に5度の音が入っていません。
そして、ガイドトーンでバッキングする場合は4弦と3弦を使うのが一般的ですので
2弦や1弦に音を追加してあげることにより3声や4声のハーモニーを作ることができます。
■5弦ルートのガイドトーンで作るコードの例1
また、低音弦のルート音も追加したい場合は簡単に追加して弾くことができますので
コードバッキングにウォーキングベースラインを組み込むことも容易になります。
■6弦ルートのガイドトーンで作るコードの例2
ガイドトーンに音を追加してコードを作る方法は次のレッスンで解説する
テンションコードの作り方で詳しく解説します。
ドロップ2コードをよく使用します。
ジャズ初心者さんに多いのですがコードは覚えたけど
せっかく覚えたのに宝の持ち腐れになっている場合があります。
これはそれぞれのコードの仕組みを理解すると簡単に使い分けられるようになります。
詳しくはコードヴォイシング編第4回目以降のレッスンで解説していきます。
今回のレッスンではジャズギターで使用するバッキングのコードは
少し考え方を変えないといけないんだなぁと思っていただければ十分です。