ジャズブルースをコードアルペジオのコールアンドレスポンスとターゲットノートを使ったアドリブソロを一から作る

ルートにリズムモチーフを使用してスタンダードを弾こう

ルートにリズムモチーフを使用してスタンダードを弾こう

リズムモチーフ編第3回目のレッスンは

ルートにリズムモチーフのパターンを使用して
スタンダードを弾く練習例を解説します。

リズムモチーフのパターンはリズムモチーフ編第2回目のレッスンで解説した
リズムモチーフのパターンを覚えようの2パターンを使用します。

スタンダードのコード進行はお馴染みの枯葉の前半8小節です。

各コードの「ルート」に
リズムモチーフパターン1を使用した練習例

ルートにリズムモチーフパターン1を使用した練習譜例

各コードトーンのルートだけしか音は使用してませんが
リズムで動きを出しているので、
リズムモチーフの仕組みを知らないジャズ初心者の方が聴くと
結構、アドリブ弾ける人かなと一目置かれます。

もちろん、皆さんは仕組みを知っているので大したことはしていないと
感じると思いますが・・・

各コードの「ルート」に
リズムモチーフパターン2を使用した練習例

ルートにリズムモチーフパターン2を使用した練習譜例

上記と同じフレットの音を弾いていますが
リズムモチーフのパターンが変わるとフレーズの響きも
別物に聴こえてきますので、コンセプトは同じでも
違うことを弾いているなとリスナーさんに認識されます。

リズムモチーフはシンプルな音使いでもフレーズとして成立してしまう
とても便利なアドリブ方法の手段の一つになります。

コードトーンの1音から成立しますので、
指板の音を把握しやすくリズムだけに集中することができますので、
難しいコード進行でアドリブを弾く場合、
1~3音くらいのコードトーンをリズムで展開してあげると、
どんなコード進行でも初見でそれなりのアドリブフレーズを
弾くことができるようになります。

もちろんそのためには、各コードのコードトーンは把握できて、
リズムモチーフも何個かパターンを覚える必要はありますが、
使いこなせるようになるとソロのマンネリ化にも効果を発揮します。