ギター指板の仕組みを理解して効率良く音名を覚えよう
- 2018.03.19
- ジャズギター基礎知識編
- ギターチューニング音名, ギター指板の仕組み, 音名覚え方
ギター指板の仕組みを理解して効率良く音名を覚えていきましょう
■ギター指板の仕組みを理解して効率良く音名を覚えよう_YouTube動画レッスン
ギター指板の特徴について
ギター指板をただやみくもに覚えるのではなく
特徴を理解して省略できるものは省略して効率良く覚えるのがコツになります。
基本的にギターのフレット数は22フレット~24フレットあります。
しかし音名を覚えるときは前回のレッスンで学習したギター指板で度数確認で
2弦の13フレットは2弦の1フレットのオクターブ上の音でしたので
ハイフレットは改めて覚え直す必要はありません。
各弦のチューニング(開放弦の音)を暗記する
5弦:A(ラ)
4弦:D(レ)
3弦:G(ソ)
2弦:B(シ)
1弦:E(ミ)
ここで「6弦=1弦」の音名は同じということがわかると思います。
音の高さは2オクターブ上になりますが音名は全て同じになりますので
6弦を覚えたら1弦も同時に音名を覚えたことになります。
各弦のチューニングを暗記するコツは
6弦~3弦までは「各弦から完全4度上」離れています。
同様にA(ラ)からとD(レ)
D(レ)からG(ソ)も半音の個数が5個ですので完全4度となります。
次に3弦から2弦だけは「長3度上」離れています。
ちなみに、2弦B(シ)から1弦E(ミ)も半音の個数が5個ですので完全4度となります。
つまりまとめますと
・6弦~3弦までは「各弦から完全4度上」
・3弦から2弦は「長3度上」
・1弦は6弦と同じ
これで各弦のチューニング音名は把握できました。
最初の音名を把握したことになりますので
あとは各弦で1フレットずつ上がって行くだけで音名を導き出せます。
さらに、効率良く音名把握を強化するために2つの目安の音を覚える
開放弦から順番に数えていくと音名を導き出せますが
すぐに音名を導きだすことには不向きですので目安をいくつか持っていると
すぐに音名を導き出すことができるようになります。
基準となるC「ド」を把握していると
そこから目安として前後2つくらいの音を把握できます。
「ド→レ→ミ」「ド→シ→ラ」というような感じで簡単に前後2つくらいの音を把握できます。
C「ド」以外の目安を各弦ですぐ見つけることができると、さらに音名を把握しやすくなります。
G「ソ」を把握しているとG「ソ」音から前後2つくらいの音を把握できます。
「ソ→ラ→シ」「ソ→ファ→ミ」というような感じで簡単に前後2つくらいの音を把握できます。
これで、指板上の全ての「ドレミファソラシド」の音を把握できました。
つまり、ピアノに置き換えると白鍵の位置を視覚的に把握したことになります。
ギターの場合、ピアノと違って音名を把握するためには
ギターの指板の特徴だったり、地味な練習を少しずつ繰り返すことにより
徐々に音名を把握できるようになっていきますので
最初は全然把握できなくても焦らないでください。
また、今後のレッスンで学習する
「コードトーンの把握」や「クロマチックアプローチ」等の練習でも
音名把握を強化できますので、長い目でみていきましょう。