3度に半音下からアプローチしよう
- 2018.03.31
- クロマチックアプローチ編
- クロマチックアプローチ, 半音下からアプローチ, 3度にクロマチックアプローチ
クロマチックアプローチ編第3回目として
今回は3度に半音下からアプローチしましょう。
3度にアプローチできるようになると
コード進行の流れを表現できるようになります。
実際に8小節を3度だけの単音で弾いてみると実感すると思います。
枯葉の8小節コード進行の3度の音が何の音であるかは
コードトーン編の3度の位置を把握しようで確認してください。
ギターの指板での3度のコードトーン把握の復習として
・4弦と3弦での3度の把握
・2弦と1弦での3度の把握
をもう一度把握してから
そのコードトーンに対して半音下からクロマチックアプローチしていきます。
譜例1:6弦と5弦の3度の把握
譜例2:4弦と3弦の3度の把握
譜例3:2弦と1弦の3度の把握
その3度(コードトーン)をターゲットノートにして
半音下のクロマチックアプローチを適用していきましょう。
3度にアプローチするとコード進行の骨格をより強調することに
なりますのでコード進行がハッキリ聞こえてきます。
譜例4:6弦と5弦の3度に半音下からクロマチックアプローチ
ルートのときと同じく4分音符で最初はアプローチします。
1小節目の1拍目は半音アプローチしていませんが、弱起(アウフタクト)でD音を弾いて
半音下からE♭音にアプローチしても大丈夫です。
譜例5:4弦と3弦の3度に半音下からクロマチックアプローチ
こちらも4分音符でアプローチします。
譜例6:2弦と1弦の3度に半音下からクロマチックアプローチ
最後は8分音符でアプローチします。
8分音符でアプローチすると本格的なジャズに聴こえてきます。
半音下からのクロマチックアプローチの使い方はだいぶ慣れましたでしょうか?
最初はクロマチックの響に慣れないかもしれませんが
徐々にクロマチックの音がないと物足りないと思うくらい
耳が慣れてくるとクロマチックアプローチの素晴らしさに気付くようになります。